主な畳の種類は3タイプになります。
・ヘリ付畳
もっとも一般的な畳です。
畳床に畳表、畳縁を使用して製造されます。
使う部材によってたくさんの種類の畳があります。
畳のヘリの素材はポリエステルと綿素材があります。
ポリエステルは強度があり、多くの住宅や施設で使用されています。
綿素材は風合いが良く、茶室・和室・旅館などで使用されています。
ヘリの種類は無地か柄物になります。
柄は多様にあり、昔ながらの亀甲、網代、四つ菱等の柄や新デザインもあります。
・ヘリなし畳
ヘリのない畳になります。
ヘリがないため畳表に強度が必要となります。
強度のある七島い草を使った琉球畳表や織り目の間隔の狭い目積表などの通常とは違った畳表が使われます。
現在ではユニット畳として特に半帖タイプのものが好まれており、フローリングに置いて畳コーナーを作る用途にも使われています。
・床の間(薄ベリ、床畳)
龍鬢表(りゅうびんおもて)という特殊な畳表が使われます。
良質ない草を夜露に打たせて、天日干しを繰り返すことでで独特の風合いを出します。
飴色になってようやく織り上げます。
織の幅が通常の畳表より大いのが特徴で、幅の大きさにより大目、小目があります。
い草色の青龍鬢も使われています。