和室は四角い畳を敷きますので、正方形か長方形で角は直角になっていると思われています。
実際には多少平行四辺形になったりして、長さが異なる場合も多くあります。
その為四角い畳を置くだけでは隙間ができてしまいます。
昭和の初期は四角い畳を敷き、隙間ができた箇所に板や新聞紙を挟んでいましたが、現在は部屋のねじれに合わせて畳を変形に作って敷きこみます。
6帖間では真ん中の畳は長方形ですが、回りの畳は全て多少変形しています。
新築の家で和室を作る場合は、ねじれを事前に測り、そのサイズに合わせて畳を作って敷きこみます。
採寸方法は部屋の縦と横に直角に糸を張り、その糸からねじれを測ります。
6帖の場合、18か所採寸しますが多いときは32か所は測ります。
柱などがあればその箇所も測ります。
近年では、糸の代わりにレーザー装置を使って採寸をしています。
測ったサイズにあわせて畳を割り付けます。
割り付け図面を見ながら、1枚1枚材料を裁断して畳を製作します。
畳の割り付け方にも注意点があります。
床の間がある場合には、床の間と並行に畳が来るように割り付けます。
また、8帖、6帖の続き間がある場合は畳がT字形になるように割り付けます。
床柱のある場合には中心に畳の敷き合わせが丈の出会いとなるようにします。
特に茶室の割り付けは、御点前の側から見た時の畳表の向きにより割り付けがかわります。
(6帖) (8帖)
※当社にオーダー畳をご注文いただく際の部屋の測り方
メジャーをご用意ください。
畳を敷きたい部屋・エリアは正方形もしくは長方形ですか?
サイズを測る際には縦横を一か所ずつ計測するのではなく、それぞれ
数箇所計測してください。
計測した箇所のうち、一番短いサイズにあわせて畳をお作りいたします。
柱が出ていたりして方形でない場合、簡単な手書きで構いませんので図面をご準備ください。
当社では、簡単なオーダー畳用フォームもご準備いたしております。
(ダウンロードは
こちら/記入例はこちら)
1mm単位でオーダー畳のご注文もお受けいたしております。
ページ下部にあるお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。